プーケットを訪れるほとんどの人が、空路でプーケット国際空港に到着します。
世界有数のビーチリゾートであるプーケットは年々人気が高まり、今や年間空港利用者数は1600万人に達するまでになりました。
以前は小さな空港で、1月のハイシーズンともなるとものすごい行列で、入り口から入るだけでも列、チェックインカウンターも列、出国審査も長蛇の列でした。
必要に迫られて拡張工事が始まり、2016年に新しいターミナルがオープンしました。
オープン当初はいろいろな場面で混乱が起きていたようですが、今は体制が整い徐々に快適な新空港になりつつあります。
新しくなった空港でも迷うことなくスムーズに手続きができ、便利に利用できるように、到着時・出発時の注意点や施設などをまとめてみました。
2019年に書いた記事を、2020年1月の空港利用時の情報もまとめて更新しました☆
概要
空港コードは”HKT”。
国際線はアジア各地と、季節によってはヨーロッパ直行便も運航しています。
残念ながら日本からは、現在プーケットへの直行便は出ていないので、バンコクや他の国の都市を経由してプーケットに到着します。
国内線は主にバンコクと、チェンマイ、パタヤー、サムイ島などに就航しています。
旧ターミナルは国内線専用ターミナルとなり、隣に新しい4階建ての国際線ターミナルがオープンし、この2つは連絡通路で繋がっています。
もともとが小さな空港なので、新ターミナルができてもまだまだバンコクのスワンナプーム空港のような規模ではありませんが、利用者数は国内2位を誇る主要空港となっています。
数年のうちに、年間空港利用者数が2000万人を突破するのではと言われており、その発展のスピードが速すぎて、処理速度がついて行けないのが現状のようです。
到着時
注意したいのが、日本からプーケットへのルートによって、到着ターミナルが違うことです。
①バンコクで乗り継ぎ
まず恐らく一番多いのがこの場合。
バンコクで途中降機(空港外へ出ること)せずに、乗り継ぎだけでプーケットへ来る場合は、国内線ターミナルに到着します。
しかし注意したいのが、預けた荷物は国際線ターミナルで受け取りになること。
国内線ターミナルから国際線ターミナルへ、連絡通路を徒歩で移動しなければなりません。
これに該当する方は、バンコク乗継時に入国手続きを済ませていて、その際 ”International Baggage Claim" と書かれた黄色いステッカーを衣服の上に貼るように言われます。
プーケットに到着した際は、空港スタッフがこのステッカーを識別し、国際線の荷物受け取り場まで誘導してくれるようになっています。
ステッカーと同じマークの案内看板が矢印付きで出ているので、迷う心配はあまりないと思います。
そして国際線ターミナル1階の荷物受け取りレーンでスーツケースをピックアップし、税関を通って出口へ向かいます。
②バンコク以外の他国の空港で乗り継いだ場合
シンガポールや香港、マレーシアなど、タイ以外の空港で乗り継いだ場合は、プーケットへは国際線ターミナルに到着します。
入国審査を受けて、1階で荷物を受け取った後、税関を通って出口へ向かいます。
③バンコクで途中降機をした場合&タイ国内からの移動の場合
バンコクで一度途中降機をして観光した場合や、タイの他の街(チェンマイやサムイ島など)から到着した場合は、プーケットへは国内線ターミナルに到着し、預けた荷物も国内線ターミナル1階で受け取り、出口へ向かいます。
市内へのアクセス
空港からホテルや市内へのアクセス方法はいくつかあります。
詳しい乗り方や値段などは別記事にまとめていますので、そちらをご覧ください☆↓
こちらでは簡単にまとめています。
リムジンタクシー&ミニバス乗り場
リムジンタクシーは定額制の前払いタクシーです。カウンターで行き先を告げ、お支払いをしたらチケットを受け取り、乗り場へ向かいます。
ミニバスは乗合のバンタクシーです。こちらもカウンターで行き先を告げ、人数分のお支払いをしたら、チケットを受け取り乗り場へ向かいます。
両方同じカウンターで受け付けをしており、国際線ターミナルでは1階の税関を抜けてすぐ右手にカウンターが見えてきます。
正面の3番・4番出口を出た外側にも、同様のカウンターがあります。
お支払いをしチケットを受け取ったら、左手方向へまっすぐ行った先の5番出口を出ると正面に乗り場ブースがあります。チケットを渡し案内された車に乗ってホテルへ向かいます。ミニバスは乗合ですので、順番にホテルをまわります。
国内線ターミナルは、ツアーカウンターが並ぶ通路の出口を出てすぐ正面、1番出口の左右両サイドに、タクシー&ミニバスカウンターがあります。
メータータクシー乗り場
メータータクシーは通常のタクシーですが、空港では100バーツのチャージが加算されます。メーター料金プラス100バーツの合計金額をドライバーに支払います。
リムジンタクシーより少し割安になることが多いようです。
乗り場は、国際線ターミナルは4番出口を外に出て通路に添って左へ行くと、小さなメータータクシーカウンターがあります。
国内線ターミナルは1番出口を出て右へいくと、カウンターがあります。
バス乗り場
空港から利用できるバスは2種類です。ひとつは新しくできたプーケットスマートバス。もうひとつはエアポートバスです。
スマートバスは有名ビーチやリゾートが集まる島の西海岸を通って南端のラワイビーチまでのルート。
エアポートバスは内陸を通って地元の人々の生活の中心地プーケットタウンまでを結ぶルート。
両バスとも国内線ターミナル3番出口を出て左へずっと進んで行くと乗り場に着きます。
高架の坂の横側にバス停があります。
スマートバスはP1と書いた水色&白のバス、エアポートバスはP2と書いたオレンジ色のバスです。
スマートバスの詳しい情報はこちらにまとめています。
2020年1月に旅行した際に、一番オトクな方法を見つけたので、タクシー移動を検討している方はこちらをチェック!
ホテルやツアー会社の送迎待ち合わせポイント
ホテルやツアー会社などに、事前に送迎を申し込んでいた場合の待ち合わせポイントは、国際線ターミナルでは主に3番・4番出口外側(2つは近接していて出た先が同じです。)のようですが、事前に確認が無難です。
もし出会えなかった場合、3番と4番出口の間にインフォメーションがあり、呼び出しもしてくれるようです。
国内線ターミナルは、荷物を受け取ったあと、ツアーカウンターやレンタカーカウンターが並ぶ通路を出てすぐの1番出口を出たら、両サイドに名前を書いたボードを持った人達が待ち構えています。
両替所&ATM
国際線ターミナルでは、入国審査場手前にひとつと、審査場出てすぐに2つ、荷物受け取り所2番レーンと4番レーンのそばにも両替所があります。またその後税関を抜けてすぐ、3番4番出口を挟んだ両サイドにも両替所があります。それぞれの両替所にATMも一緒に据え付けられています。
国内線ターミナルは、1番出口に向かって左手奥に両替カウンターがあります。
レンタカー&ツアーカウンター
国際線ターミナルは、税関を抜けてすぐ、左手の3番出口のそばにAVISやHertzなどのレンタカー会社のカウンターが並んでいます。
国内線は、荷物を受け取った後出口へ向かう通路沿いに、レンタカー会社カウンターの横にツアーカウンターがならんでいます。
SIMカードカウンター
国際線ターミナルの税関を抜けてすぐ、3番出口右横にsimカード会社”True”のカウンターがあります。
国内線ターミナルでは、1番出口の左側にもうひとつのシムカード会社”AIS”のカウンターがあります。
両会社とも、料金プランはほとんど同じで大差なく、1週間前後の滞在に一番ピッタリなのは、ツーリストシムの8日間プラン、データ通信無制限、100分無料通話付きで299バーツ(1000円ちょっとくらい)です。
申し込みにはパスポートが必要で、書類にサインなどを済ませます。
が、私の大のオススメは、出発前にAmazonで購入していくこと!!
同じものが2枚セットで970円!!です。しかも日本語の説明書付きなので、セッティングも容易&申込書記入などの手間は一切ナシです。
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そして何より、空港カウンターで並ばなくてもいいので時間をロスせずにすみます。
英語でのやりとりも不要ですしね☆
バンコク乗り換えの方は、バンコクの空港でセッティングを済ませておけば、プーケットに着いてすぐに使える状態なので便利です。
コレ本当におすすめです。 前回の旅行ではTRUEのシムカードを利用しましたが、ほとんどの場所で使用でき、速度も不自由なく、本当に助かりました。
また、プーケット空港内は2時間のみですが、登録をするとフリーでwifiが利用できます。
出発時
バンコクで途中降機なしで乗り継ぐ場合、プーケットでは国際線ターミナル3階 ”H”カウンターでチェックインを済ませ、出国審査もプーケットで行います。
バンコク以外の他国で乗り継ぐ場合も同様、国際線ターミナルでチェックインと出国審査を済ませます。
タイ国内の他都市へ行く場合や(乗り継ぎではなく)、バンコクなどで途中降機をする場合は、チェックインは国内線ターミナル2階で行います。
タクシーで空港に向かう場合は、国際線、国内線ターミナルのどちらかを伝え、必ず出発階へ向かうようにお願いしましょう。
1月などのハイシーズンは、新空港後も混雑していることが多いです。
プーケット国際空港では、空港ターミナルへの入場時に全員荷物検査が実施されており、入り口付近から既に列になっていることもあります。
その後、時間帯によってはチェックインカウンターでも行列、出国審査でも行列していることがあるので、出発時刻の2~3時間前には空港に着けるように余裕を持って予定をたてることをおすすめします。
免税店&レストラン
国際線ターミナルの出発階は3階で、チェックインを済ませ出国審査を抜けると、免税店の並ぶフロアに出ます。
プーケット国際空港には、タイ最大の免税店”KING POWER”が入っています。
ハイブランドの洋服からアクセサリー、お酒、化粧品、お菓子やお土産品など様々なお店が所狭しと並びます。薬局もあります。
スパブランドの”HARNN”や”PANPURI”のお店もあり、エレガントなパッケージが大切な人へのお土産に最適です。
飲食店はビアパブや、コーヒー&デリ、ボーディングカフェ、SUBWAY、バーガーキング、Coffee Club、Dairy Queen、などがあります。
エスカレーターもしくはエレベーターで4階に上がると、小さなレストランフロアになっており、コーラルカフェ、バーガーキング、パブ、日本食&ラーメンレストラン”金”などがあります。
その他の施設
・タイマッサージ店・・3階の11番ゲート横。
・免税カウンター”VAT REFUND"・・3階端っこ15番ゲート近く。
・喫煙所・・2019年2月3日より、空港では全面禁煙となりました。
これまでの喫煙所は閉鎖され、空港ターミナルビル屋外でも禁煙となっています。
違反した場合は5000バーツの罰金支払いが求められるとのことです。
また、喫煙者の皆さんに是非気をつけて頂きたいのは、「タイではアイコスなどの電子(加熱式)タバコの所持及び使用は違法である」ということです。
実際に日本人の逮捕者が続出しているそうで、最高で懲役10年、罰金50万バーツのいずれかが科されるとのこと。
知らなかったでは済まされない大変な事態になりかねないので、うっかり持ちこまないよう十分気をつけてください。
・両替所・・3階に2か所あり。
・コンビニ・・セブンイレブンが4Fと1F到着フロアにあり。
・キッズゾーン・・11番ゲート近く。小さい滑り台など。
・ラウンジ・・プライオリティパスで利用できるコーラルプレミアムラウンジは3階11番ゲート近く。コーラルエグゼクティブラウンジは4F端っこ。
タイ航空のロイヤルオーキッドラウンジは国内線ターミナル。
まとめ
国際線ターミナル・国内線ターミナルと別れてから、間違った出発ターミナルにタクシーで到着してしまう人が続出しているらしいです。
また、ホームページにも詳しいターミナル案内がまだ出ておらず、旧情報と新情報が交錯しており、なかなか正しい情報が入手し辛い状況です。
このページでは、2019年2月現在で、できるだけ新情報を正しくお伝えできるように心がけましたが、今後も変更が確認でき次第、随時新しい情報に更新していく予定です。(2020年1月更新しました!)
まだ混雑問題は解決途上で、とっても快適とは言い難いですが、清潔できれいな空港です。
空港前はビーチで、ターミナル内からは駐機している飛行機の向こうにマイカオビーチが見えます。マイカオビーチは飛行機が着陸時に頭上をかなり低空で飛ぶので写真スポットになっています。
離着陸時も小島が無数に散らばる素晴らしい眺めが、機内から楽しめます。
島にある空港と思えば、施設も充実した十分満足できる空港です。
事前情報をチェックして、到着時、出発時も、プーケット空港をより快適に楽しみたいですね☆
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