先日コロナワクチン3回目の接種に行ってきた様子を記事にしました。
私はイタリア在住のため、日本の同年代の方(中年)より少し早めの接種になるかと思います。
ここイタリアではコロナワクチン接種証明書(グリーンパス)が無いとレストランの飲食はおろか公共交通機関の利用もできません。
また2月から、2回目の接種後6ヶ月が経過していると有効と認められないため、グリーンパスの期限切れになる前に、3回目の接種をしなくてはなりません。
私は1回目・2回目とも出国前の去年の夏に日本の自衛隊東京大規模接種会場で接種したため、ちょうどこの1月末で6ヶ月が経過してしまうので、今回はここイタリアで追加接種をうけることにしました。
自衛隊大規模接種会場では2度ともモデルナ社のワクチンでした。
1回目と2回目の副反応
6月末に受けた1回目接種後の副反応は、接種当日は腕の痛みのみ、翌日は少しの頭痛と37度台の微熱でした。
接種部分の腕の赤みはしばらく続きました。
7月末に受けた2回目の副反応は、夕方接種し当日は腕の痛みのみ、翌日午前中も腕の痛みのみでしたが、午後から急に全身の関節痛に襲われ、カロナールを服用しても発熱、頭痛とぎっくり腰なみの腰痛で立ち上がれませんでした。
食欲も全くなく、飲むゼリーで過ごしました。
翌々日には熱もひき、カロナールをもう一度服用し問題なく過ごせました。
ただ接種部分の腕の赤みは日毎に色が濃くなり、その赤い部分がだんだん下に移動してきて1週間以上してから徐々に薄れていきました。
1度目より2度目の方が副反応が強かったので、3回目はもっとひどいのではないかと接種前から少し憂鬱でした。
イタリアでは周囲の人々はほとんどがもう3回目接種済だったので、副反応を聞いてみると、もちろん人それぞれですが、1・2回目より少し倦怠感がひどかった、発熱があった、薬を服用した、といった意見が多くありました。
イタリアでは接種会場で行われる医者の問診時に、ワクチンの種類が決まるようで、行ってみないと分からない、選べないという状況のようです。
私の周りの人は1・2回ともファイザーの人が多く、なかにはアストラゼネカやモデルナの人もいて、3回目はモデルナで交差接種の人が多いようでした。
接種当日
外国でワクチン接種を受けるという初めての状況で少し緊張しながら会場に向かいました。
ネットで予約をしたのですが、直近で空いていたのが夕方の時間帯のみだったので、18時に自宅から車で10分くらいのところにある会場に行きました。
普段は総合体育館である施設が、接種会場として使用されていました。
まず入り口で手指のアルコール消毒と検温があり、受付でスマホの予約画面の確認と身分証明書の提示をしました。
そして番号札を受け取り、間隔をあけて並べられた椅子に座り、自分の番号が前の画面に表示されるのを待ちます。
待つこと10分後程、画面の番号横に表示されたブースに行き、ドクターの問診を受けます。
ここでは1・2回目の接種日時やワクチンの種類の確認と、持病の有無、普段服用している薬の有無、今日の体調を聞かれ、「では今回もモデルナ社のワクチンでいきましょう、ブースター接種は半量となってます」という説明をうけ、接種ゾーンへ移動しました。
接種ブースは数箇所に分かれていて、それぞれ前に「ファイザー」「ファイザーブースター」「モデルナ」「モデルナブースター」「キッズ」という案内が掲げられており、間違いのないように確認するスタッフがいました。
キッズブースには色とりどりの風船やぬいぐるみなどが飾られ、怖さを感じないよう可愛らしい配慮がされていました。
すぐに順番が呼ばれ、ここでも前回2回の日時確認と身分証明書の提示、右腕左腕どっちにする?の確認があり、歯医者さんのような椅子に腰掛け、あっさり接種は終わりました。
そして出口付近の椅子に座って15分間待機し、その後自主的に解散です。
全体の流れはとてもスムーズで、1・2回目に行った東京の大規模接種会場とほぼ同じシステムでした。
夕方の時間帯にも関わらず、体育館内には100〜200人ほどの人が訪れていました。
3回目の副反応
夕方に接種したので当日は腕のだるさのみでしたが、2回目接種時の副反応がなかなかしんどかったので不安になり、頭痛や発熱などの症状が特にない状態で、就寝前に服薬しました。
イタリアにカロナールがなかったので、同じアセトアミノフェン系の鎮痛薬を服用しました。
症状が発症する前に服薬しても、予防的効果はないらしいのですが、もし夜中にしんどくなって朝起き上がれなかったら・・などと考えてしまい服用して寝ました。
夜中寝返りをうつ際に腕の痛みが少し気になったのを覚えているくらいで、何事もなく朝までぐっすり眠りました。
翌日の朝は特に腕以外の痛みはなく、他に何も症状がなかったので薬は飲みませんでした。
前回は翌日の午後から副反応が強く出たので、そろそろ来るんじゃないかと昼過ぎから警戒しており、37度ちょっとの微熱が出だした3時頃に服薬しました。
その後も腕以外の体や頭の痛みは全くなく、熱もそれ以上に上がることなく、夜ご飯もしっかり食べ、その夜も快眠しました。
翌日は朝から全く症状はなく、腕の痛みもほとんど気にならない程度で、注射をした部分の少し下くらいが、鏡でほんのり赤みが確認できる程度で、それも数日で消えました。
結果、3回目の副反応は予想していたよりも遥かに軽く、2回目と比較すると余裕でした!
もちろん個人差も大きいし、その日の体調などでも変わってくるとは思いますが、1・2回目の副反応で心が折れていた中年女性の1例として、3回目の副反応の方が軽くなることもあるのだという参考にしてください☆
今後、4回目・5回目・・・と続くことのないよう祈ります。。
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